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2009年5月14日 (木)

ユーモア

以前、サンドスタチンLARの血中濃度を一定にするための入院をしていた時のこと。

この病院では、入院時にバーコード入りの薄いプラスチック製の腕輪を
カチャリとはめられます。

この、はめられる・・・というのがうざったい。
検査ごとに名前や病名、病室、担当医などの情報を正確にPC入力するため、
とはいえ、繋がれてる感じ・・・

ある日、食堂で午後の一時を過ごしていたら、こんな会話が耳に入って来た。

「おれ、明日いよいよ出所すっこどになったがらナ」
「イヤ〜、アンダも今度のはナゲカッタナや〜」
「んだ〜。やっとこの手錠ばはずされっこどになったさ〜。せいせいする〜」

あはは・・私とおんなじこと思ってる。(この東北弁わがりすか?)


また別のある日、採血するための部屋での出来事。

自動受付機に自分のIDカードを入れると受付番号がプリントアウトされるので、
番号が呼ばれたらそれを採血担当のナースに渡す。

そこで名前を聞かれたあるおばあさん、「ナナスノゴンベ」と答えた。
ナースは一瞬たじろぎ、もう一度「お名前は?」と聞いた。

すると、このおばあさん語気を強めて「ナナスノゴンベ!!」ear

部屋中に聞えて、居合わせた人たちはびっくりしてそちらを注目。eye

実は、このおばあさんは何回も何回も名前を確認されて怒っていたのでした。

そして「名無しの権兵衛」と言ってたのでした。
私もン十年東北に暮らしてようやっと聞き取れるようになったのですが・・(゚ー゚;

でも、このおばあさんは私たちの気持ちを代弁してくれていたのかもしれません。

種々の検査を受けるたびに名前を聞かれたら、
しまいに怒り出してもおかしくないかも。

入院したらその煩わしさが無い分、管理下に置かれた無力さと居心地の悪さを
味わうことになる。

それまでの人生がどうであったか、どんなことに喜びを感じ、
どんなことに不安を抱くか、人間としての感情や、尊厳まですべてはぎとられて
「○○病」の患者として扱われること。

たぶん、おばあさんはそういうことに抗議したのではないか・・・そう思う。

閑話休題

そういえば日本ではよく見かけるのだが、
リヤウィンドウに「BABY  IN  CAR 」というステッカーを貼った車など。

どうせなら赤ちゃんだけでなく「BABAR IN CAR 」(おばあちゃん車)優先!
なんてあってもいいのでは?

生真面目になりがちな日本人よ、もっとユーモアを!!!



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コメント

そらさん〉
あれ、ホントに嫌ですよ〜。
早く自由の身になりたいって(??)囚人の気分。

医療ミスを防ぐためとはいえ、なんとなく店頭に並ぶのを待ってる果物か野菜みたいな気分にもなります。(゚▽゚*)

うちのダンナの病院も腕輪されますよ。
最初の時は腕にされて(夏だったし)外泊の度に
外に出てすごい嫌がってました。
なので今回は(もう退院しました)足首にしてもらって
ました(笑)薬や注射もすべてバーコードとチェック
してますしね。。点検もすべてPCに入力ですから
ベテラン先生の方が新人にPC教えられたりしてます。

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