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2011年3月 9日 (水)

帰国報告(バーゼルPRRTの旅)

また寒波の影響で寒さが戻ってきました。
今日は北海道、東北から日本海側にかけて広範囲に雪☃のマークです。
春が待ち遠しいですね。


先月から今月にかけて、3人の方がスイスでの治療を受けられました。みなさんから、続々と帰国の報告を頂きましたのでご紹介したいと思います。

バーゼルの赤煉瓦の市庁舎

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まず、30代の若い女性Sさん(非機能性?)
昨年の11月に1回目を受け、そして今年2月に2回目の治療を終えました。
それ以前に受けていた抗がん剤の効果もあり、1回目、2回目ともLu-177での治療となりました。
心配されていた治療後の反応も、ほとんど出ないですんだようです。晩秋、冬それぞれのスイスの旅を楽しんで来られたようでした。


そして、二人目は60代の女性Tさん(ガストリノーマ)
一昨年の秋に骨転移が見つかり、抗がん剤の投与により増悪が抑えられていました。
今年はLu-177での治療が2回とY-90を1回の合計3回で1サイクルという治療計画です。
1回目の治療は反応もほとんど出ずに済んだようでした。


3人目は40代男性のSさん(VIPオーマ)
この方は現在、TS-1とサンドスタチンLARの併用で症状の緩和をしています。
ところが、PRRTを受ける前にはこの筋肉注射を中止しなければならず、症状のコントロールに苦慮されていました。(PRRTはソマトスタチン受容体が放射性物質を取り込む性質を利用しているため、一時的にサンドスタチンは使えなくなります)

Lu-177で1回、その後Y-90を2回、合計3回の治療計画です。
2月末に1回目の治療を受けられました。治療後に吐き気や倦怠感などの反応が強く出たために、帰りの旅ではかなり疲弊してしまったそうでした( ̄Д ̄;;。

治療後の反応も、快復の仕方にもその人その人のペースがあります。
Sさんが一日も早く快復できますように心から祈っています。

ところで、Sさんからの朗報です。
Sさんが今回依頼された通訳さんは、病院の秘書のBRIGITさんから紹介された方だということです。日本人の女性で、結婚してレーラッハに在住している方です。バーゼルにあるノヴァルティス社で日本語を教えている方だそうで、これまでにも3人の日本人の患者の通訳をされたことがあるとのことでした。

遠い日本から治療を受けに来る患者さんの役に立てれば嬉しいと、ご本人から病院側に申し出て下さったようなのです。
バーゼル行きを希望されていて、現地での通訳に困っているという方は検討してみても良いかと思います。何か困った時に拠り所になってくださる方の存在は、言葉が不自由なだけでなく、病気を抱えて不慣れな土地を旅している者にとってどれほど支えになるでしょう。

それに病院の研修医?にも一人日本で研修を終えた医師がいるとのことです。
少しずつですが、私たちにとって最難関の言葉の壁も以前よりぐんと低くなりました。

病室から見える景色。緑がふんだんにある病院の庭

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Sさんご夫妻は、私と同じく今回が初めての海外旅行でした。
初めての旅が治療を受けるための旅というのは、どれほど心細いものかわかりません(;´Д`A ```

旅慣れないせいでの緊張や、聞き慣れていないドイツ語だし、言葉の面でのストレスなど、なにもかもが初体験のために疲れが倍増してしまったのかもしれませんね・・(^-^;

私も、旅の手配や通訳さんの依頼などを自分でやりましたが、本当に現地で宿が取れているのかどうかも不安で不安でたまりませんでした。しかも老眼の目には表示が見えにくくドイツ語はまったくちんぷんかんぷんで意味不明。
また、空港のカウンターでは、(友人からのアドバイスで、「今にも死にそうなくらいに、病人であることを大げさなくらいにアピールすべし」)を忠実に実行したつもりでしたが、それでも気恥ずかしくて控えめ??だったかもしれません。


車椅子の手配など、航空券の予約時に依頼しておくと(出発時、到着時とも)広大な空港での移動が比較にならないくらいラクチンです。税関の通過、荷物の受け取りも手伝ってくれます。
こんなときこそ、「がんサバイバー」であることに誇りをもって、手助けを求めて良いと思うのです。
(ハンディキャップのある人や病人に対しては接し方が違うことを痛感しましたので)

日本人の「忍耐は美徳」なんて、ぜった〜い通用しません!!!
具合が悪い時も、痛いとかなんとか、本当に大げさなくらいに表現しないと、あちらの方から気をきかせて何かやってくれるなんてことは絶対にありませんね〜。

もし、今回の旅で、あちらの人たちは冷たくて不親切だと感じた方は、次回、思い切って図々しいくらいに要求を伝えてみましょう!! ( ̄∇ ̄*)ゞ 

こちらは病院の付属ホステルの部屋から見た向かいのカフェ
夏は外のテーブル席で夜遅くまでおしゃべりしてて楽しそうでした。

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コメント

K・Kさん〉コメントありがとうございます。
今年も猛暑が続くようで、病人には堪えますね。
入院なさっているのでしたら、少しは楽できるかな〜。

私は日中はエアコンつけっぱなしで、ぐったりして伸びてます。
K・Kさんもどうぞお大事になさってくださいね。

 わたくしも、膵内分泌腫瘍と腺癌の混じった状態でおります。何かてだてはないかとうろうろしておりますので、この情報は有り難いです。
どうか夏暑いので体調に気をつけてがんばって下さいね

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