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2011年4月10日 (日)

嬉しい再会

今月は6日にMRI、そして8日に脳外科と肝胆膵外科の外来受診と引き続き病院へ通いました。

6日のMRIの前に採血しようといつもの場所に行くと張り紙があって、移転した模様。
迷路のようにあちらこちらを通りやっと辿り着くと、待っている人で溢れかえっていました。

「これでもまだましになったんですよ〜」と、検査室の人。
3・11の東日本大震災当日、私は運良く午前中の診療だったけれど、午後になってもまだ検査待ちの人やら、処方箋を握りしめて家に帰れない人達が多数あり、病院中が大混乱だったそうです。

病院の中は、数年前から老朽化した旧病棟の耐震化の改修が行われていたこともあり、いっそう迷路化が進んでいました。毎回、行くたびに診療科の場所が変わっていたりするありさま。

でも、病院自体は25日から診療を再開しており、大多数の患者さんは必要な治療を受けられたようでした。もし、あの日に手術を受けていたりしたら・・そう思うとぞっとします。
事実、手術室が12あるうち、稼働できたのは2室だけだったために、緊急搬送で県外の他の病院に送り出された患者さんがいたとのこと。

いつもなら、検査後に立ち寄るタリーズカフェも営業停止。
パン屋さんでコーヒーを飲んでパンを食べる事ができ、ほっとしました。
エレベーターホールではいつもの数倍の量のお弁当が販売中だったので、お昼ご飯のために買い求めました。

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7日の夜、ベッドの中でうとうとしていた時に、突然グラグラッと容赦の無い激しい揺れ。
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
11日の恐怖がまざまざと蘇ってきて、みんなもすぐに階下へ降りて台所へ。
ラジオをつけると、震源地が宮城県沖だというでありませんか!!
震度5強とのこと。先日の余震なのか、それとも・・・
近々襲うであろうと予測されていた「宮城県沖地震」そのものであって欲しい。

猫を捕まえてキャリーケースに入れ、もう大きな揺れが来ない事を願ってひとまず寝ました。


翌朝、以前として停電中の暗い家を出て外来受診へ。
脳外科では、朝から問い合わせの電話が鳴りっ放し。診療できるのかどうか、心配しつつ順番待ち。
わりに早く呼ばれ、先日のMRIの結果を聞く。
すると、またもや放射線科の医師は「やや増大傾向」とコメントしていたが、担当医は「僕はそうは思わないんだよね〜」と前回と同じ見解でした。
「どっちみち大きくなって差し障りが出たら切るしかないから。」とあっさりとのたまう。
いかにも外科医らしいな〜(゚ー゚;

その後、肝胆膵へ移動したら、なんと懐かしい顔に会いました。o(*^▽^*)o
同病仲間のSさんも同じ予約時間。
お互いの無事を喜び合いながら、地震の恐怖体験や、ライフラインがすべて途絶えてしまった震災後のサバイバル生活(?)の話などで盛り上がりました。
確か、彼のお姉さんが大船渡だったと思ったので消息を尋ねたとこと、山側なので無事だったとのこと。ほっとしました。

生活の上で一番困ったことは、食料不足よりも何よりも、トイレのこと。
彼はかねてから猫砂を大量に買っておいたそうで、それがとても役立ったそうです。
そして、ガソリンの携行缶を常備していることや、家族一人一人が持てるミニサイズのLED懐中電灯や、薪割り用のツールなど、一般家庭で準備できるサバイバル用のツールにえらく詳しく、ためになる話ばかり。

私も近所の友人が試したという、熱帯魚用のヒーターで浴槽の水を温めた話などをして、非常時でもたくましく生き抜いている周囲の人々の姿に元気づけられていたことを確認しました。
そして津波によって一瞬のうちに命を亡くした多数の人のことを思うと、こうして生きている自分は「生かされている」のだと思うと話すSさん。

このSさんだけでなく、私も病状が固定して現状維持の状態が続くと、かえって憂鬱になってしまう時があり、自分はこのまま生きていていいんだろうか・・と考える事がありました。
家族の精神的経済的負担、その他もろもろの負担のことなど、長期に亘る闘病生活を送っていると、つい、ネガティヴに考えてしまうものです。

でも、今回の災害で、
どんな形であれ「生きている」ことがなにより大切なんだという、シンプルな答えに辿り着くことができたなら、「生かされている」恩恵を感じられるこころを見いだせるならこの恐怖体験もムダではなかった。そういう心境も、同じ立場だからこそ安心して分かち合えたのかもしれません。

血液、尿の検査結果は良好でした。ヽ(´▽`)/
昨年の今頃は骨転移多発状態で、ALP値が1500以上にまで上がっていたのですが、今回は先月よりも更に下がって600台になりました。正常値の倍というところですが、以前に比べたら遥かに良い状態でした。主治医のE先生も、TS-1とスイスでのDOTATOCが効果を上げているんだろうと言って
ました。
当分はTS-1を一日おきの処方で飲み続けることで了解。

1階のタリーズ、今日から営業再開のはず・・・と行ってみると、店内は半分カーテンで仕切られ、テイクアウトのみ販売。昨夜の地震で床に亀裂が入ったとの事。

帰る前に、お花と果物を持って16階に入院中の隣人をお見舞いに行きました。
以前、生協の班で一緒だった踊りの先生をしている人ですが、昨年の暮れに肺がんが見つかり、それ以来抗がん剤治療のために毎月3週間入院しているとのこと。
彼女は今、イレッサを投与中。喫煙週間の無い女性で、遺伝子が変異しているタイプなのだそうだ。
「イレッサが効果を発揮するタイプは、「小太り」の人なんだよ〜」と笑う彼女。

お互いに、身近にいるガン患者だというので戦友のような連帯感を感じ、また来月も会う約束をして別れました。

生きているから、未曾有の災害に遭遇したりする。
でも、悲嘆にくれるばかりでなく、心の奥深くから繋がり合える喜びや感動もまた味わえることを再確認した一日でした。


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コメント

検査結果はよい状態でよかったねwink

地震の余震がしょっちゅうありますねー
いつ落ち着くのかなあ。
原発のほうも収束にはまだまだ数年かかるようですね。
暗い日々のなかにも明るいことを見出していくしかないですねflair
なにがあっても生きてなければ!!生きることに意味があるheart01

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